地域の方々と行う田植え(6月2日)に向け準備進行中!
昨年度末に「福山大学稲作研究同好会」が発足したことをお伝えしましたが、いよいよ彼ら主催の田植えが学生と教職員、そして地元の方々の協力を得て6月2日に行われます。今回は可愛い応援団も登場予定とのことです!
詳しい内容は稲作研究同好会の顧問である大塚副学長に説明してもらいましたので、ブログメンバーのmiuraが投稿します。
今回の田植えについて(大塚副学長より)
本学で創立以来続いて来た大学キャンパス内の田んぼでの米作りと収穫した餅米を使っての大学祭での餅つき。昨年度からは田んぼをキャンパス内から大学からほど近い東村の一角に移して、地元の人たちと一緒になり、地域と結びついた新たな伝統を作るため再出発しました。大学から目と鼻の先の田んぼは、すでに田起こしも終わり、いつでも水張りOKの状態です。
水張りを待つ大学田
かつて体育の授業の一環として行われていたこともある田植えや稲刈りは、今では学友会傘下のサークルの一つである稲作研究同好会(会長は4年生になった生命工学科の稲垣雄哉君から交代した情報工学科2年の郷坪泰樹君)によって主として担われるようになりました。
インディアナ大学からの実習生も加わった昨年の田植え
昨年は、柔らかい稲の葉を好んで食べるジャンボタニシという伏兵に悩まされました。というのも大学の田んぼは無農薬で安全安心な米作りを目指しているからです。タニシを田んぼで見つけては駆除したのですが、なかなか手強い相手でした。今年はその対策も考えられています。
ジャンボタニシの卵
そんな思わぬ伏兵の出現や、作付面積が一昨年までの大学構内の田んぼより少し狭くなったにもかかわらず、収穫できた餅米は、籾にして30キロ袋が15袋で総量450キログラム。豊作でした! 収穫した餅米は、大学祭に学生諸君や教職員みんなでついて紅白のお餅にして振る舞われたことは、皆さん覚えていらっしゃるでしょう。
今年も来る6月2日(土曜日)に予定されている田植えに向けて、着々と準備がすすんでいます。5月17日、すでに夏を思わせる暑さの中、昨年の収穫米から残しておいた種籾を苗箱にまく作業がありました。昨年から本学の米作りにご協力頂いている東村の学校給食食材納入グループ若草会の杉原会長や事務局長の廻野さんなどプロの仕事です。「猫の手」分くらいは手伝えるかと、仕事の合間を縫って出かけましたが、20年くらい前から、この作業は写真のような機械によって半自動化されているようです。大山や三瓶山あたりで採れる黒っぽい火山灰土を加工した土を苗箱に敷き、32度のぬるま湯に一日浸けておくことで、小っちゃな足のような白い根をだした種籾を均等にまき、適量の水をかけ、さらに黒土の覆土をまく、そんな作業の繰り返しです。見る見るうちに植え付けの終わった苗箱の山ができあがりました。あと2週間ですくすく育って、田植えに使える苗に成長してくれることでしょう。
種籾の植え付け作業
芽出し作業の終わった種籾と黒土
さあ、皆さん、一緒に働く喜びを感じられる田植えに参加してみたい人はいませんか。田植えで頑張った後には、楽しいバーベキューパーティーもありますよ。稲作研究同好会への入会希望も含めて、7号館2階の自分未来創造室で申し込んで下さい。未経験者、もちろん大歓迎です。
学長から一言:私はもっぱら、見る人・食べる人ですが。。。昨年の餅米の味は最高でした!!!地元の若草会の皆様、稲作研究同好会の学生の皆さん、今年も期待していま~す!!!