【スマートシステム学科】大学院生が全国学会で発表!
第20回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2019)が、令和元年12月12日(木)~14日(土)に香川県高松市のサンポート高松で開催されました(昨年のSI2018の様子)。今回の学会では、スマートシステム学科の沖研究室で研究に取り組んでいる大学院2年生の白井勇也さんが発表者として登壇し、発表しました。この様子を工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)の伍賀が報告します。
学会会場のサンポート高松
白井さんは、スマートシステム学科の沖研究室でロボットに関する研究に取り組んでおり、2019年6月に広島で開催された全国学会の Robomech2019では「障がい児に対する指導計画支援を目的とした視線情報取得システムの提案」という発表を行っています。今回の SI2019 は、システム・インテグレーションに関する研究発表の場であり、白井さんは 人と機械システムとしての医療・福祉工学(1) のセッションで「発達障がい児に対する指導計画支援を目的とした注視方向と車椅子操作の記録システムの開発」というタイトルで、プレゼンテーションとポスター発表を行いました。
学会会場で記念撮影です。沖准教授と白井さん。
今回の学会のテーマは「安全・安心を創造するシステム・インテグレーション」であり、白井さんの取り組んでいる車椅子を操作するための視線入力システムはふさわしい研究内容だったようです。指導教員の沖准教授も学会に参加し、白井さんの発表を見守りました。白井さんは却って緊張したかもしれません。
昨年と同じく、質疑応答のないショートプレゼンテーションで研究の概要をPRした後に、ポスター発表会場に移動します。ポスター発表では、白井さんが研究している視線入力の画像処理の説明やハードウェアの開発などの説明がよくできていたようです。
ポスター発表で研究内容を説明する白井さん。沖准教授のフォローも入ります。
ポスター発表を終えてほっとした感じかな?
白井さん談によると、全国学会で他の大学や研究者の方々からたくさんのコメントや助言をもらったり説明を行ったりすることで、自身の研究内容を深く掘り下げるアイデアが多く得られたそうです。また、この学会会場のサンポート高松は、高松駅のすぐ近くで栗林公園や高松城址なども観光し、名物の讃岐うどんも食べて充実の学会参加だったそうです。鋭気を養って修士論文の完成に向かって頑張って、素晴らしい研究が完成することを期待しています!
また、沖准教授もこの学会に参加し、水中・海中システムとその応用Ⅱのセッションで「藻場における生態系観察のための ROV の開発」というタイトルで発表を行いました。これは、福山大学が取り組んでいる里山・里海プロジェクトに関連する内容です。
学長から一言:白井さん、修士課程での研究成果が全国学会でしっかり発表できたようですね。。。題名からすると、障がい者の車いす操作に、視線を利用するようですが、成果が実際に生かされるとよいですねッ!!!