【機械システム工学科】みらい工学PJ活動開始!
工学部4学科で取り組む学科横断型の教育プロジェクト「みらい工学プロジェクト」が始まりました。
プロジェクトの概要については、すでに中道准教授から報告されていますが、この記事では機械システム工学科が主管する2つのテーマ、「学生フォーミュラーに挑戦」と「コマ大戦に挑戦」について、同学科の小林が紹介します。
学生フォーミュラーに挑戦
「学生フォーミュラーに挑戦」は、(公財)自動車技術会が毎年9月上旬に開催している「全日本学生フォーミュラー大会」の出場をめざして、フォーミュラーカーの設計・制作をしていくプロジェクトです。本年度は20名の学生が履修しています。
最初の授業となる4月16日は、まず関根准教授、山下助手らから全日本学生フォーミュラー大会についての説明があり、その後昨年度のプロジェクトで製作した車両を見ながらフォーミュラーカーの構造を学びました。
第2回目の4月23日は、このプロジェクトで製作するフォーミュラーカーのフレーム模型の検討を行いました。昨年度の車両や、全日本EV&ゼロハンカーレースin府中に参加したゼロハンカーに実際に乗ってみたりしながらフレームデザインを考えました。
履修生らが設計したフォーミュラーカーが最終的にどのようなデザインになるのか、今から楽しみです。授業としてのプロジェクトは前期で終わりますが、その後希望者は課外プロジェクトとして実際のフォーミュラーカーの設計・製作に進み、年度末には手作りの車を完成させる予定です。
コマ大戦に挑戦
「コマ大戦に挑戦」は、全日本製造業コマ大戦協会が主催する「全日本製造業コマ大戦」に挑戦することを目標にコマを設計製作するプロジェクトです。本年度は16名の学生が履修しています。
初回の授業日である4月16日は、小林から「全日本製造業コマ大戦」の説明を行い、次にこれまで先輩たちが製作したコマを実際に回してみました。
履修生らは、コマの大きさや形状によって回しやすさに差があることなどを発見し、興味深げな様子でした。
第2回目の4月23日は外部講師によるコマの講義がありました。講師を務めていただいたのは機械システム工学科の卒業生で、現在は株式会社キャステムに勤めている稲葉さんです。キャステムは企業として多くのコマ大戦に参加しています。
講義では、コマ大戦の詳しいルールやコマの特徴、コマ大戦の内容など詳しく教えていただきました。また講義の終わりにはご持参いただいたコマを使用して、コマ大戦の模擬戦を行いました。
履修生らは早くも本番のコマ大戦を楽しみにしている様子でした。8月に予定されている「コマ大戦福山場所」では、アイデアを凝らしたコマを作って参戦し、上位入賞を目指したいと思っています。
学長から一言:フォーミュラーカーの設計・制作をしていくプロジェクトもコマ大戦のプロジェクトも、最後には競技参加という大きな目標がありますねッ!!!なかなか「勝利」の美酒は味わえないでいますが。。。そろそろ先輩からの知的遺産もたまってきたかな?今後の学びに期待していま~す!!!