【生命栄養科学科】市民フォーラム第2回
11/9(土)に2019年度市民フォーラム第2回を開催致しました。
今回もたくさんの方にご参加いただきました。ありがとうございます!
それでは、当日の様子をご紹介いたします。
受付は生命栄養科学科の1年生が担当しました!明るくにこやかな受付嬢です!
第2回「食べたい・食べられない」~最期に臨むこととは…~
年を重ねていくと、病気や嚥下機能の低下、食欲減退等、様々な理由で若い時とは同じように食べることができなくなる場合があります。
ご自身またはご家族が「食べられない」状況に陥った時、どのような選択肢があるのか、また、どのような事を考えておけばよいのか等について、生命栄養科学科の2名の講師より講演を行いました。
最期まで「食」を満喫するため、できることは何?
前半の講演テーマは、「最期まで「食」を満喫するため、できることは何?」講師は生命栄養科学科の村上泰子准教授です。
“口から食べる”ことができなくなってしまった場合に、人工的に栄養補給をすることができます。
医療や福祉の現場で実際に選択されている『経管栄養法』と『静脈栄養法』について、どのような状況で選択されるのか、また、そのメリット・デメリットは? について、比較しながらご紹介しました。
今回の講演では医療や福祉の現場で活躍されている方も多くご参加くださり、熱心にメモを取りながら聴いてくださいました。
人生の最終段階における「食」と倫理
後半の講演テーマは、「人生の最終段階における「食」と倫理」講師は同じく生命栄養科学科の田中信一郎教授です。
どう生きて、どんな最期を迎えるのか?医療や介護で何らかの選択に迫れた時、何をどう選ぶかは十人十色です。
ご自身だけではなく、ご家族の意思やその選択をした時に社会からどう捉えられるのか?正解はなく、一人ひとりが考えて備えておくことが大事である等、大切な気付きがあったかと思います。
講演では涙ぐむ方もおり、非常に考えさせられるテーマだったのではないでしょうか。
参加者の皆様からも、たくさんのコメントをいただきました。
「食べられなくなった時の栄養補給法について、デメリットについて詳しく聞く機会があまりないので、今回のお話はたいへん参考になりました。」
「今は普通に食べれているので最期の食事について考えることはなかった。自分だったら最期に何が食べたいんだろうと思った。最期まで自分の好きな物が食べれることは良いことだと思った。」
「あらためて死について考えることができた。食べる事が好きなので、最後に食べたいものは決められないですが、大切な人と一緒に食べられたら幸せかなと思います。」
講演後に今年度の市民フォーラム修了式を行いました。
第1回、第2回ともご出席していただいた方の代表者へ、生命工学部長 山本覚教授より修了書の授与がありました。
参加してくださった皆様、スタッフの学生さん、本当にありがとうございました。
「食べることは生きること」
何歳になっても大事にしていきたいですね。
■健康料理教室の開催
地域の健康増進に貢献する「食と健康のひろば ローズスクェア」の一環として、今年度より新規事業である健康料理教室を開催致します!
11月30日(土)10:00~13:00
テーマは、「おいしい!簡単塩分カット術」です!
詳細やお申込み方法はこちらをご覧ください!
皆様のご参加お待ちしております!