【大学教育センター】最優秀JALT賞をローズ講師が受賞!
ローズ講師が、最優秀JALT賞の受賞者に選ばれました。その喜びのニュースが、大学教育センター長で副学長の大塚豊教授より届きました。(投稿:竹盛)
JALTと略称される学会のことをご存じでしょうか。全国語学教育学会の英語名The Japan Association for Language Teaching、略してJALTは、日本国内及び国外における語学の教育及び学習の向上を目指すNPO法人です。特に「日本国内の外国語及び第二言語教育の発展」に取り組むことを主要なミッションとしています。35の支部と、ある特定のテーマやジャンルについて興味を持つ者同士が集まって意見交換や情報提供が行われるグループである26の分野別研究部会、あるいはSpecial Interest Group(略してSIG)から構成され、約3,000人の語学専門家を会員として擁する学術団体です。
このたび、11月1日(金)~4日(月)に名古屋市にある愛知県産業労働センターで開催された第45回国際大会において、大学教育センターのジェイソン・ローズ(Jason Lowes)講師が、昨年度(2018)の教育実践研究に照らして最優秀JALT賞の表彰を受けました。
JALTの優秀賞は、前年度の1年間に行われた学会でのプレゼンテーションの中から選ばれるものです。上述した各SIGが、その年の最優秀と思われるプレゼンテーションを推薦するのです。SIGのうちの1つがBrain SIGです。このグループに集う人たちは、認知心理学及び神経科学がどのように語学教育に役立つかについて考えることを専門としているかなり大きなグループです。
ローズ講師は、2018年にJALT国際会議において、自身の研究成果に基づいて有効な英語学習戦略とそれが英語教員のトレーニング用教材で活用しうる範囲についての研究発表を行いました。この研究発表は、この年に行われた最も優れた研究発表としてBrain SIG のメンバーによってノミネートされました。さらに、その後の投票の結果、最優秀に選ばれたのです。
2018年度の優秀者に対する授賞式は、名古屋市で開催された2019年のJALT国際会議で、11月に行われました。各分野から選ばれた今年の受賞者は約25人であり、ローズ講師もその一人として表彰されたのです。
日頃から本学の英語教育の授業でも、英語に対する苦手意識を持っているような学生にも取り組みやすい授業の在り方を真剣に考え、実践しているローズ講師の実力が正当に評価された結果でしょう。大学教育センターが毎年受け入れているアメリカのインディアナ大学からの実習生の指導でも、いつも協力を惜しまず、実習生やインディアナ大学から高い評価を受けているローズ講師の受賞を心から喜びたいと思います。
ちなみに、ローズ講師は、本学への赴任前に民間の英会話スクールで勤務していた約10年前にもJALTのこの賞を受賞したことがあり、久々に二度目の快挙となったことを付け加えます。早速、このことを松田学長に報告に上がり、学長もたいへん喜んでくださいました。
(大塚 豊)
学長から一言:英語に苦手意識を持つ学生の少なくない本学において、すばらしい授業実践を実行し、それが全国レベルで認められたと言うことは本当にうれしいことです!!!これからも学生の教育をよろしく!