学部・学科・大学院

国際経済学科

Department of International Economics

グローバル人材育成

現在、どんな経済活動も日本国内で完結することはなく、「ヒト・モノ・カネ」が国境を越えて激しく移動する時代となっています。そのような中で、国際経済学科は、海外で即戦力として活躍できるグローバル人材育成に力を入れています。そのため、国際経済学科では、通常の座学だけでなく、次に紹介するような、海外留学の推奨、海外研修の実施、海外展開する地元企業への訪問などを多数行っています。

海外留学

福山大学は、現在、アメリカ、中国、韓国、ブルガリア、メキシコなど10カ国、31大学と海外学術教育交流協定を締結しており、経済学部国際経済学科では、これらの協定校への留学を強く推奨しています。実際、毎年多くの学生が、これらの大学との交換留学制度を利用して、半年間あるいは一年間の留学に旅立っています。そして、帰国後、彼らが留学中の充実した海外経験の魅力を在校生に伝えることで、新たな留学希望者が生み出されるという好循環が起きています。

2022年度トップテン・ニュージーランド研修

国際経済学科では、コロナ禍のため中断していたトップ10海外研修を4年ぶりに開催しました。トップ10カリキュラムとは、成績上位者10名程度を旅費・滞在費の半額を大学が補助し海外へ派遣するプログラムです。今回はニュージーランドのクライストチャーチ、ウェリントン、オークランドの3都市を3週間かけて周りました。まずクライストチャーチではホームステイ先に滞在しました。慣れない環境ながら家族と一緒に出掛けたり、バーベキューをしたりとそれぞれ奮闘しながらも楽しんでいる様子でした。同国は農業大国ということもあり、リンカーン大学は特に農業関係に特色を持つ大学です。学生は講義を通じ同国の特徴を学んでいきました。クライストチャーチは福山市と同じくらいの人口規模ですが、移民が多く多種多様な文化に触れることができます。学習環境も整っており、自然も多く留学先としても大変魅力を感じました。ウェリントンでは政府機関を、またオークランドでは三菱商事や先物取引所を訪問し、これまでの学習内容を活かしながら最新の情報に触れることができました。海外研修にトラブルは付き物で、今回も様々な困難が待ち受けていましたが、それを乗り越えた学生が今後さらに活躍の幅を広げていくことを楽しみにしています。

2022年度トップテン・ニュージーランド研修のブログ記事

https://www.fukuyama-u.ac.jp/ec-posts/81101/
https://www.fukuyama-u.ac.jp/ec-posts/81103/

2022年度インドネシアバリ島研修

経済学部では、国際経済学科の学生を中心に、さまざまな異文化を体験し、国際的視野を有する学生を育成するため、夏季休暇を利用して、海外研修を実施しています。2019年度に実施して以来、新型コロナウイルス感染拡大により、2年間中止していたインドネシアバリ島研修を3年ぶりに実施しました。バリ島研修では、経済学部の協定校マハサラスワティ大学外国語学部と協力し、英語研修、英語による講義、交流会、ディスカッションのみならずボランティア活動、現地の家庭訪問や伝統芸能体験など、さまざまな異文化体験を行っています。現在世界ではマイクロプラスチック問題など、海洋環境汚染が注目を集めており、世界的リゾートとして知られるバリ島も実はプラスチックゴミ汚染等多くの環境問題を抱えています。2022年度は森林破壊を主なテーマとして、現地学生とともにマングローブ林の植樹ボランティアを行いました。

2022年度インドネシアバリ島研修のブログ記事

https://www.fukuyama-u.ac.jp/ec-posts/75235/