【国際経済学科】八天堂でグローバル人材研修!
国際経済学科では、グローバル人材教育の取り組みとしてグローバルにビジネスを展開する地元企業を訪問し、インタビュー調査などを実施しています。先日のローツェへの訪問に引き続き、7月3日、国際経済学科の学生10名が萩野教授の引率により、三原市に本社がある八天堂を訪問して国際的な事業活動やグローバル人材育成について、森光社長からお話を伺ってきました。八天堂を訪問した際の様子が1年生の有馬悠生さんから届きましたので、ブログ担当の藤本がお届けします。
私はもともとお菓子が大好きで、将来は「お菓子は人を笑顔にする」という観点からお菓子会社の営業の仕事をしたいと思ってきました。福山大学に入学したのも、お菓子会社で働くという夢を実現するためです。私は、高校の時から中国地方のお菓子会社を研究しており、八天堂さんももちろん、レーダースコープに入っておりました。国際経済学科では、初年次にグローバル人材教育という目的で、地元のグローバル企業を訪問して経営者に取材するという取り組みをしていました。そこで、先生と相談しながら八天堂さん訪問を実現しました。
皆さんは、八天堂さんのクリームパンを食べたことがあるでしょうか。とろけるようなくちどけで、デザートなんだかパンなんだかどっちでも良いけど、とにかくおいしい!と思っていたら、それが社長の狙いだったそうで、通常、パンにはグルテンの入った強力粉を使うのですが、八天堂のクリームパンは薄力粉を使うとか。薄力粉は、ケーキに使われていて、水分が染み込み易いのでパンには合わないと思われてきたのですが、とろけるくちどけのために、これを上手に使う工夫をしたそうです。また、クリームも後から入れる形で、シュークリームに似ています。
私は、八天堂のマーケティングが素晴らしいと思っています。お店で売るだけではなく、小さなガラスケースに入れて空港や駅で売っていて、思わずおみやげにと手が出てしまいます。実はこの手法、十条→品川と東京進出した際に用いたそうです。十条ってどこか知りませんでしたが、東京の中でも埼玉県に近いところらしく、埼玉県出身の萩野先生はとても嬉しそうでした。
社長の意見はとても素晴らしく、軸のがっしりとした話を多く聞くことができました。八天堂さんは、アジア太平洋や北米での販売なども進めているのですが、海外に出るにつけ、日本人の力のなさを痛感するそうです。社長曰く、日本人は英語ができないうえに、議論をするということを知らない。耳の痛い話です。大学時代に少しでも克服しないといけませんよね。メキシコ・モンテレイ大学に留学している三谷先輩の話を聞き、社長は大変有意義なことだと激励しておられました。私も、海外留学してみたくなりました。
学長から一言:八天堂の森光社長をはじめとする関係者の皆様、学生の教育にご協力いただき、ありがとうございます!耳の痛い話も聴かせていただき、学生は大いに刺激を受けたようです。。。学生たちの、海外留学をはじめとする積極的な行動につながっていくことでしょう。。。学生の皆さん、国際経済学科の名に恥じない成長ぶりを見せてねッ!!!それにしても「くりーむパン」のなんとおいしそうなこと!!!