【経済学科】日本スポーツ産業学会2年連続コンペ入選!&スポーツマネジメントコース学生の活動報告
経済学科のプロジェクトチームが学会のコンペで2年連続入選したこと、研究発表、アメリカスポーツビジネス研修の事前研修、ふくやまスポーツアカデミー開校と盛り沢山な内容で、経済学科スポーツマネジメントコースの藤本倫史が報告します。
今回、7月28日(土)~29日(日)に日本体育大学で開催された日本スポーツ産業学会第28回大会へ、本学から私と藤本浩由講師、そして本学科4年の河本直希君、3年の森川貴博君の計4名で参加してきました。
学生たちの参加目的は、自分たちの研究力とプレゼンテーション能力の向上です。そして、この4名で学会の企画コンペを検討し、アイデアコンペ・ポスター発表に応募しました。
結果は、2年連続入選!
ポスター発表を会場で行いました。入賞は15件程度で、入賞提案については、機関紙『スポーツ産業学研究』に掲載されます!
私たちは、前回提案したプランをベースに福山市の特徴を活かした「SDGsを推進する新たなアリーナの活用策~福山市新総合体育館を中心に~」を提案しました。
このプロジェクトでは、2020年3月に福山市新総合体育館が完成予定で、その体育館を拠点に備後地域で盛んに行われている「リバースポーツ」や「サイクリング」等で環境に配慮した用具を設置・導入し、アウトドアもできるリバースポーツの聖地化を目指します。そして、官民の力をエコロジースポーツ事業へ集中させ、クラウドファンディングサービスを活用して投資を行ってもらいます。昨今話題となっている、持続可能な社会を形成するために2015年に国連で採択された国際社会の達成目標となる「SDGs」を意識した内容となっています。
学生たちは2回目の参加で積極的に研究を聞いていました。今回も優秀賞を始めとした賞を獲得できなかったので、次回以降頑張っていきたいと思います。
そして、本学会では、私と藤本浩由講師が2016年から進めている中核市のスポーツ振興研究の一環で、研究発表も行いました。
研究発表のテーマは「中核市における地域スポーツイベントへの企業スポンサーシップに関する調査 -まちづくりへの利用可能性を中心に-」です。
研究目的としては、中核市である広島県福山市のスポーツイベントを事例とし、企業による地域スポーツイベントへのスポンサー活動の理念や目的、支援対象選別基準との関連付けへの意識等を明らかにします。今回は、ふくやまマラソンやトライアスロンを事例にスポンサー企業や主催団体にアンケート調査し、その結果を中心に発表しました。
この研究は笹川スポーツ財団より助成を受けて進めています。今後も中核市のスポーツ振興発展のために研究を推進したいと考えています。
また、本学会にも参加した河本君と森川君は、本学と提携校であるカリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)におけるアメリカスポーツビジネス研修(9月1日~9月13日実施予定)に参加します。
この研修は2017年度に引き続き、2回目の実施になります。
内容としては、提携校の学生交流と大学スポーツ施設見学、ホームステイ、北米のスポーツマネジメントやマーケティングの講義、MLB,MLS,NBAなどの施設見学、球団職員インタビュー/試合観戦・講義やインタビューなどをまとめたプレゼンテーションなどを予定しています。
7月初旬から事前研修を行って英語での自己紹介や日米スポーツビジネスやエンターテイメントビジネスの比較研究行っています。
最終日には英語でプレゼンテーションを行うことになっており、学生たちも苦戦していますが、しっかりと研修までに力をつけてほしいと思っています!
この研修を、卒業論文などの研究はもちろん、コミュニケーションやプレゼンテーション能力の向上と就職活動へのモチベーションアップにつなげることを意識して、研修に取り組みたいと考えています。
そして、最後に私と中村和裕講師が福山市からファシリテーターを依頼されたふくやまスポーツアカデミーの様子をお届けします。
今回の企画は福山市のスポーツ振興を担う次世代リーダーを育成するために福山市と福山市スポーツ協会が主催して開校されました。
全8回で2020年の2月まで開催されます。スポーツビジネスの有識者や実務者が講演を行い、それをもとにグループ研究を行い、最後に各班が福山市で行うスポーツ事業のプレゼンテーションを行います。
第1回目が8月4日に開催され、公募で選ばれた20代~70代までの市民30名が参加しています。
本学科からは河本君、森川君、坂上拓人君、慶留間太智君が参加しています。
参加者の中にはサッカーやサイクリングで団体をすでに立ち上げている受講生もいます。
学生にはとても勉強になる機会を頂きました。
このアカデミーは修了後、実際に事業を立ち上げる場合に福山市が支援する制度もあるので、地域活性化を行えるような事業をサポートできればと考えております。
今夏は非常に熱い夏となっていますが、学生たちはそれに負けないような活動を行っています!
それを支えるように私たちも精進していきたいと思っています!
学長から一言:イヤー、暑い夏に負けない力のこもった活動の数々。。。さすがスポーツマネジメントコース!!!そして河本直希君と森川貴博君、& 教員の方、昨年に引き続きの、日本スポーツ産業学会のコンペ入賞おめでとうございます!