【ブランディング事業】環境教育で次世代の育成

【ブランディング事業】環境教育で次世代の育成

瀬戸内の里山・里海学は、横にも縦にも広がりを見せています。例えば、4月に行われた韓国 国立木浦大学との国際シンポジウムは、里海という共通の課題について異なる国の研究者が議論するという地理的な(平面上な)広がりをもつことから横の広がりと言うことができるでしょう。では、縦の広がりとは?瀬戸内の里山・里海学を異なる世代で共に学んでいくことはとっても大切なことだと思います。これを縦の広がりと呼びましょう。

7月16日(火)に地元の西藤保育所のイベントの一つである藤井川での川遊びに参加させていただき、海洋生物科学科真田誠至講師とその研究室で環境教育を学ぶ4年生が、学習のお手伝いをしました。保育所の子供たちと一緒に川の生き物を学びましたので、生物工学科佐藤がお伝えします。

事前に4年生たちが川の生き物を調査してみると、大きなテナガエビからモクズガニ、オイカワ、カマツカなどなどいろいろな生き物が出てきて、子供たちも喜んでくれるのではないかと期待が持てました。

まずは顔合わせです。福山大学のスタッフと地域の皆様と子供たちで挨拶を交わしました。とっても元気に挨拶してもらい、こちらも元気をもらいました。

顔合わせ後は、早速4年生から川遊びの注意点と網を使った魚の捕まえ方の説明がありました。

そして、ついにハンターたちが水の中へ!何かを発見するって面白いですよね。「見つけたよー」って声があちらこちらから。楽しんで学習している姿を見ると、こちらもとても楽しくなります。

大きなカニが捕れました。モクズガニでしょうか?環境教育を卒業研究にしている4年生。きっと、今回の体験は学生にとっても有意義なものであったと思います。写真での様子は、きっとちょうだいちょうだい!って言われているのでしょう。

真田講師もやさしく説明していますが、楽しそうですね。

今年は川に入らない年中さん以下の子供たちは、タッチングプールで捕まえた生き物を観察しながら4年生による生き物の解説を聞きました。わかりやすい絵や写真を使って説明をしました。

以下はその絵の一部です。最後は、年長さんにこの生き物を解説した絵をプレゼントしました。川にいる生き物をよく知って、川を守る意識が芽生えると嬉しいですね。川は森と海をつなぐとっても重要なところで、里山・里海学の根幹にあると言っても過言ではありません。

絵をプレゼントした時の様子です。「あ・り・が・と・う・ご・ざ・い・ま・し・た」という大きな声がとっても可愛い子供たちでした。

こんなに身近にある藤井川。子供たちが自然環境を学ぶ場所としてとっても良い場所でした。大きくなっても是非、瀬戸内の里山と里海の自然環境のすばらしさを心のどこかで忘れずに覚えておいてもらいたいですね。真田講師と4年生の皆さんも、とても分かりやすい説明で環境教育の一つの在り方を教えていただき感謝です。

最後は、捕まえた生き物を丁寧に川に戻してあげているのですね。

学長から一言:福山大学の「瀬戸内の里山・里海学」の教育分野の活動ですねッ!このような地道な活動も瀬戸内の里山・里海の未来のために、とっても大切ですねッ!保育所の園児の皆さん、よろしくお願いしますねッ!!!学生と教員の皆さん、お疲れさま!!!

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