【プレスリリース】しまなみテッポウギスプロジェクトの新たな取り組み 〜美味しさタグの開発〜

 福山大学と地元企業で連携して取り組んできた養殖シロギスの技術開発(しまなみテッポウギスプロジェクト:参考資料)では、この度、新たな取り組みとしておいしさの見える化にチャレンジします。テッポウギスは大変おいしい食材ですが、他人に伝えるのは一苦労です。そこで、福山大学がおいしさを科学します。『美味しさタグ』の開発です。

 養殖シロギスの商品開発や企画・店舗での実販売は、昨年までにしまなみ寿司と共同で実施してきたところです。この度、新たな取り組みとしてシロギスの食感や旨味などを数値化し、それらを商品に添付する(美味しさタグ)ことを開始しますので報告いたします。これは、天然魚にない養殖シロギスの付加価値(もちもちした食感や旨味)をより消費者に実感してもらうことを目的にしています。今回は、まずベースとなるシロギス(天然魚)、比較対象としてマグロ、ハマチ、マダイの食味(官能試験)、食感、旨味を数値化することを計画しています。7月24日(水)に、学生50名による官能試験及び食感、旨味の調査を実施し、その結果を9月中旬に検討し、10~11月にしまなみ寿司の店舗で実際に美味しさタグをつけて、タグの評価などを来店者に行ってもらう予定です。今後の取り組みは、本来の目的である養殖シロギスの美味しさタグ作成や調理法(酢じめ、昆布じめ、炙り)並びに季節や雌雄などによるおいしさの差異を数値化していきます。店舗では来店者がそれ見ながら、利き酒ならぬ”利き寿司”をして好みに合った商品を選択し、食べることの楽しさを実感していただければと思っています。

※参考文献はこちら

 


☆本件に関するお問い合わせ先☆

【担当者】有瀧真人(生命工学部海洋生物科学科)

【電話番号】0845-24-2933 【FAX】0845-24-3449

【E-mail】aritaki@fukuyama-u.ac.jp

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