【建築学科】今年も東京建物見学会を実施しました。
建築学科では毎年、建築を学ぶために卒業設計を行う学生が参加し見学旅行を行っています。建築を学ぶためには、実際に建築物やその空間を体験することが必要なのです。今年も、6月21日と22日に東京に行き建築物の見学を行いました。
1日目は、恒例の有楽町駅前の東京国際フォーラム を見学し、ガラス屋根がある吹抜けの大空間を体験しました。
東京国際フォーラム
東京フォーラムを見学した後、銀座通りを歩き、ミキモトビル、ブルガリ、ルイビトン、シャネルなどのブランドビルや4丁目交差点にある三愛ビル等を見て、その後、ユニークな建築物が数多くある表参道に向かいました。最初に、ガラスのプリズムのような外観のプラダブティックビルに入りました。内部は白を基調にした包まれるような柔らかい空間が心地よかったようです。それ以後は、フロムファーストビル、安藤忠雄設計のコレッツイオーネを見た後、オランダの建築家集団のMVRDV設計のジャイルを見ました。途中で客員教授の長岡先生と合流し、キャットストリートにある妹島和世、安藤忠雄、藤本荘介設計のビルを見て東急プラザ6階のテラスのあるカフェに入り、見学した建物について感想を話し合いました。休憩後、乃木坂駅から新国際美術館に行き、ここでも吹抜けの大空間を体験しました。
表参道 謀ビル
プラダブティックビル
コレッツイオーネ
表参道ヒルズ
新国際美術館
ガラスの茶室
東京ミッドタウン内の安藤忠雄設計の美術館
新宿NSビル
2日目は、西新宿の超高層ビルで開催された「JIA全国学生卒業設計コンクール2019」の公開展示会と公開審査会に立会いました。全国の各地区で行われた審査会の優秀作品が会場に集められ、しかも、設計者本人が作品の傍らで設計趣旨やコンセプト等を説明してもらえるので、これから卒業設計に取組む4年生にとっては貴重な体験になりました。見学途中に、西新宿の大きな吹抜け空間があるNSビルに行き、地上100m以上の高さにある空中廊下を歩き、高さを実体験しました。その会にあるお店に入り、外の景色を見ながら昼食をとりました。今回の見学体験を参考にして、学生たちが自分自身の卒業設計作品に意欲的に取組み、優秀作品をつくることを期待します。
担当:大島秀明 教授