【情報工学科】ふくやま大道芸で360度見守りサービス実証実験
福山市の一大イベントである「福山ばら祭」や「ふくやま大道芸」にて、パフォーマーさんの安全確保と観客数カウントのために360度カメラを利用した見守りサービスの実証実験が行われました。
情報工学科の中道です。
360度カメラを利用した見守りサービスの実証実験は、情報工学科の3・4年生、大学院生のボランティアスタッフを中心に実施されました。スタッフリーダーである情報工学科4年生の大和くんから紹介していただきます。
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情報工学科4年生の大和です。
今回、実験を実施した「ふくやま大道芸」は、全国から選りすぐりの大道芸人が集結するフェスティバルで、今年20年目を迎える西日本最大の大道芸のイベントです。
当初は、この「ふくやま大道芸」の広告・経済効果を調べるために観客数をカウントすることが問題となっていたそうです。中道准教授がアドバイザーとなって、観客数カウントだけでなくパフォーマーさんの安全確保のためにも360度カメラ RICOH THETA(リコー シータ)を活用する形になりました。大道芸のパフォーマンスは、パフォーマーさんを中心に観客が取り囲むので確かに3600度カメラでしか実現できない新たなサービスです。
5月18日(土)、19日(日)の2日間にわたり、3か所のパフォーマンスポイントにて見守りサービスの実証実験を行いました。当日は、情報工学科からのボランティアスタッフだけでなく、RICOHからも機材とともに2人の技術者にご協力いただき本当に助かりました。
今回の実験で記録させていただいたパフォーマーさんにもインタビューさせていただいたところ、カメラも邪魔にならないし、見守りサービスがあれば安心してパフォーマンスできる、などのコメントをいただきました。
また、イベントステージでは、今回の取り組み協力として福山大学のロゴも掲示していただきました。
最後のグランプリ大会は雨模様もあり、会場が急きょ変更となりましたが、多くの観客に囲まれた感動のステージを記録することができました。
プレゼンターの枝廣市長からは、ばら祭り全体で86万人、ふくやま大道芸で23万人の人出があったと発表されました。
画像は記録できたので、これからは卒業研究としてAI(人工知能)を活用して顔検出し、観客数の自動カウントに取り組んでいきたいと思います。
学長から一言:おもしろ~い!!!情報工学科の学生ならではの、地域貢献活動・地域活性化活動であり、活動を通しての研究でもあり、福山大学の宣伝もしっかり!!!ご協力いただいた関係者の皆様、ありがとうございました!