【情報工学科】授業で使用の「Python」が基本情報技術者試験に追加!
情報工学科では、2017年に1年生全員に対して、Python言語のパソコン実習を開始しました。そのPythonがITに関する基本的な知識・技能を評価するための国家試験である「基本情報技術者試験」に追加されました。
情報工学科の学科長である山之上教授からの紹介です。(ブログメンバーの中道が投稿)
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基本情報技術者試験は、ITに関する基本的な知識・技能を評価するための国家試験で、ITエンジニアの登竜門という位置付けの試験です。
情報工学科では、大学の支援のもと、情報処理技術者試験のうちITパスポート試験、基本情報処理技術者試験、応用情報処理技術者試験の受験料の半額を補助しています。
https://www.fukuyama-u.ac.jp/blog/10071/
情報処理技術者試験を実施しているIPAが、2019年1月24日付でプレス発表した「基本情報技術者試験における出題を見直し」によると、プログラミング言語の試験として2020年から新たにPythonが追加され、プログラミング能力に関する問題の配点が増加されるそうです。
https://www.ipa.go.jp/about/press/20190124.html
情報工学科では、2017年に1年生全員に対して、Python 言語のパソコン実習を開始しました。
これは、大学入学直後の1年前期の授業「コンピュータサイエンス」で行っています(情報工学科シラバス2018 http://www.fukuyama-u.ac.jp/archives/036/201804/303zyouhou.pdf p.231)。その後、情報工学科では、1年後期から始まる必修の授業である「プログラミング入門」で、2018年度からPython を教えています(情報工学科シラバス2018 http://www.fukuyama-u.ac.jp/archives/036/201804/303zyouhou.pdf p.254)。また、同じく必修の授業である「専門英語」でも、2016年からPython プログラミングに関する教科書を利用しています(http://blog.fuext.fukuyama-u.ac.jp/2017/01/blog-post_17.html, https://ict-enews.net/2016/08/10ipsj/ )。
AI時代に活用できる能力や技術の取得にもプログラミングは大事です。
Python は TensorFlow、Keras、Chainer、OpenCV など、AI時代に欠かせない最新技術のプログラミングに役立ちます。情報工学科では、多くの教員が Python を卒業研究や大学院の研究などに役立てています。テーマは、AI(人工知能)、IoT(もののインターネット)、コンピュータビジョン、データベースなど多岐にわたります。
情報工学科ですでに教えているプログラミング言語が、今回、国家試験の出題内容の一部として認められた形になり、教員一同、喜んでいます。
学長から一言:教員だけでなく、学生もきっと授業に熱が入り、喜んでいますねッ!!!「基本情報技術者試験」の合格者がバンと増加するに違いないと、資格取得支援センター長も学長も喜んでいますよ!!!