工学部

Faculty of Engineering

【工学研究科・情報工学科】国内最大規模の情報処理学会シンポジウムでデモ・ポスター発表

【工学研究科・情報工学科】国内最大規模の情報処理学会シンポジウムでデモ・ポスター発表

国内最大規模の情報処理学会シンポジウム、インタラクション2025にて福山大学からも過去最多の4件の発表をおこないました。

情報工学科の天満、中道から紹介します。

 


「インタラクション」とは、人と人工物が、やりとりをすることで相互に作用すること。ゲームやバーチャルリアリティ(VR)で、人が何かをしたときにシステムが反応してくれることも、インタラクションの技術です。
インタラクション技術を研究している人は、日本にたくさんいます。そして、日本中の大学や企業からインタラクション研究者が集まって、最新のインタラクション技術やコンテンツを発表するイベント(学会)が「情報処理学会 インタラクション2025」です。
https://www.interaction-ipsj.org/2025/

3月2日~3月4日の3日間にかけて学術総合センターにて開催されたインタラクション2025、プログラムは発表件数が300件を超える過去最大級の規模となっています。福山大学からも過去最多の4件の発表をおこないました。下記のとおり、工学研究科2年の田邊さん、情報工学科3年の布施さんがデモ発表を行い、工学研究科2年の小山さん・平松さんがポスター発表を行いました。

(1B36) “5x5_Cuboid “上の物理的な迷路へのAR導入効果
田邊 基起,小山 惇之介 (福山大学工学研究科),天満 誠也 (福山大学工学部),藤井 誠貴 (株式会社アクティス),奥村 宏平 (アンカーデザイン株式会社),中道 上 (福山大学/アンカーデザイン株式会社)

(2B22) ぬいぐるみ型コントローラにおけるAI学習の効率化手法の提案とそれに伴う利便性の向上
布施 優人 (福山大学),吹野 碧 (福山大学大学院 工学研究科),池岡 宏 (福山大学)

(2P72) 図書分類に基づく電子書棚の階層構造可視化と図書コンテンツ表示の階層分析
小山 惇之介 (福山大学工学研究科),山田 俊哉 (NTTテクノクロス株式会社),天満 誠也 (福山大学工学部),中道 上 (福山大学工学部/アンカーデザイン株式会社)

(3P70) ワープジェスチャーによるコンテンツ切り替え時間のモデル化と満足度評価
平松 大尚 (福山大学工学研究科),上野 貴弘 (福山大学),中道 上 (福山大学/アンカーデザイン株式会社)

デモ発表では、実際に体感していただくことで数多くの意見をいただきました。またデモ発表でもあえて意見をいただくためにいただいたコメントを付箋でポスターに貼り付け、さらに新たなコメントいただく形で新たな応用についても多くの意見をいただきました

代表して情報工学科3年 布施さんのコメント
「デモ発表を通じて、多くの方々と直接対話し、研究への関心や期待を感じることができました。『こうすればもっと良くなるのでは』といった具体的な提案をいただき、研究の発展性を考える良い機会になりました。実際に使ってもらいながら意見を聞くことで、新たな視点を得る貴重な経験となりました。」

田邊さんのデモ発表

田邊さんのデモ発表

布施さんのデモ発表

布施さんのデモ発表

平松さん,小山さんのポスター発表

平松さん,小山さんのポスター発表

会場で記念写真

会場で記念写真

天満助教・中道教授から御礼のコメント
「今回、学生たちが発表するにあたって、株式会社アクティスとの共同研究費や研究助成寄付金をはじめ、サタケ技術振興財団研究助成や福山大学学内研究助成を活用させていただきました、多くのご支援をいただき本当にありがとうございました。」

株式会社アクティス
https://www.actis.co.jp/

公益財団法人サタケ技術振興財団
https://www.satake-zaidan.or.jp/

 

学長から一言:大学院工学研究科および工学部情報工学科の皆さんが、国内最大級の情報処理学会シンポジウムにおいて4件のデモ発表を実施。「インタラクション2025」と題する同大会で、発表者は来場者との間で、ヴァーチャルでなく、リアルな文字どおりの「インタラクション」を通じて、有用なアドバイスや新たな研究への刺激を得られたことでしょう。

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