
【国際経済学科】ロータリー米山記念奨学金留学生の活動報告
国際経済学科FUKUDAI Mag.メンバーの足立です。現在、国際経済学科には、中国、ベトナム、ネパール、ケニアからの留学生が在籍しています。今回はベトナム人留学生で3年生のグエン トゥ トゥイ(NGUYEN THU THUY)さんを紹介します。
トゥイさんは、ベトナム北部のハイズオン出身で、日本語学校を経て国際経済学科に入学しました。成績はとても優秀で現在ロータリー米山記念奨学金を受給しています。
トゥイさんの奨学生としてのこれまでの活動についてインタビューをしました。
Q. 昨年4月からロータリー米山記念奨学金の奨学生として活動していると聞きましたが、これまで具体的にどのような活動に参加しましたか?
A. 私は福山丸之内ロータリークラブの奨学生に採用されました。期間は2年間です。ロータリークラブでの活動としては、毎月の例会の他にさまざまな活動やイベントに参加しました。8月にはロータリークラブの方々と一緒にベトナムを訪問し、ハノイ近郊の小学校と中学校にテレビ、パソコンや文房具などを寄贈しました。また、ハノイのロータリークラブも訪問しました。
ベトナムハノイ近郊の学校での寄贈活動(向かって前列右端がトゥイさん)
ハノイのロータリークラブにて
Q. その時の感想を教えてください。
A. 自分の国ベトナムで寄贈活動ができるなんてとても誇らしくうれしく思いました。私の実家にも皆さんに来ていただきました。短い期間でしたが、とても楽しかったです。
トゥイさんの実家(カフェ)の前にて
Q. 国内ではどのような活動がありますか?
A. はい、毎月の福山丸之内ロータリークラブの例会だけでなく、福山の他のロータリークラブや山口県のロータリークラブでも卓話(テーブルスピーチ)をしました。また、山口と広島のロータリークラブ合同で夏に出雲大社に研修旅行に行きました。
出雲大社への研修旅行にて
Q. 楽しそうですね!他にも楽しいイベントはありますか?
A. 12月にはクリスマス会、1月には新年会もあり、参加しました。とても楽しかったです。
福山丸之内ロータリークラブ新年会
Q. ロータリー奨学生としての感想を教えてください。
A. 1つのクラブに奨学生は1名ということで、はじめはとても緊張しました。これまで日本では目上の方々とあまり交流したことがなかったので、敬語がうまく使えるかも心配でした。毎月1回例会に参加するようになって、自分から積極的に話しかけるように心掛けることで、皆さんとすぐに仲良くなりました。メンバーの皆さんは優しく接してくださり、私もいろいろな職業の方とお話ができるのでとても勉強になります。
Q. 最後にトゥイさんの将来の目標を教えてください。
A. まずは国際経済学科でしっかり学修して、いい成績で卒業したいと思っています。卒業論文についても、まだ大まかですがASEANと日本の経済関係について書きたいと思っています。卒業後は日本で就職して、外国とかかわりのあるグローバルな仕事をしてみたいです。
トゥイさん、どうもありがとうございました。
2月3日に行われた福山丸之内ロータリークラブの例会では、担任の高山和夫准教授も参加してトゥイさんの学修状況について卓話をしました。
(高山准教授のコメント)
日頃から、ロータリークラブの皆様にはご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。トゥイさんについては、学業のみならず大学での行事にも積極的に参加していること、将来は日本と東南アジア諸国との懸け橋になりたい夢があること、就職活動や卒論に向けて準備中であることを話しました。ゼミでは、グローバル化への対応と、専門性を磨くことの大切さを重点的に指導している旨、卓話をしました。これからも、益々のご活躍を期待しています。
学長から一言:国際経済学科のベトナムからの留学生で、ロータリー米山記念奨学金の奨学生に選ばれ学修を続けているグエン・トゥ・トゥイさん、直接の支援窓口である福山丸之内ロータリークラブの活動にもすっかり馴染んでいるようです。さまざまな方々と出会い、日本留学の新たな面を経験できて良かったですね。国際的な交流や奉仕活動がロータリークラブの重要な側面です。将来も日越友好の架け橋として活躍してください。