【健康栄養科学科】恒例!市民フォーラムを開催しました!

【健康栄養科学科】恒例!市民フォーラムを開催しました!

福山駅前の社会連携推進センターで、11月16日(土)に2024年度市民フォーラム「食と健康のライフサイエンス」第2回が開催されました。その様子について健康栄養科学科の西彰子准教授から報告が届きましたので、FUKUDAI Mag委員の石井がお伝えします。

 


当日は寒い中、たくさんの方にご参加いただきましてありがとうございました。今年のテーマは、「健康の第一歩は栄養から」でした。福山大学の井ノ内直良教授、西彰子准教授の2名が講演を行いました。

受付では、健康栄養科学科の1年生が笑顔で参加者の方々を迎えます。

健康な体づくりに役立つ栄養学

前半の講演テーマは、「健康な体づくりに役立つ栄養学」です。本学生命工学部健康栄養科学科の井ノ内直良教授が講演いたしました。

健康的な体づくりにつながる栄養学を、健康的な体型を維持する重要性や、国民健康・栄養調査結果なども示しながら具体的な栄養価や食事の摂り方にいたるまで、分かりやすくお話いたしました。

健康な体づくりへのポイントの一つである、「バランスの良い食事」を考えることは難しいことのように思います。しかし、「バランスの良い食事」とは、「心と身体の健康を保てる食事」のことで、人それぞれの体質やライフスタイルによって正解は異なります。そこで、個人に合った食事のバランスを考えるために、「五大栄養素」や「食事バランスガイド」、「10の食品群」といった指標をご紹介いたしました。

 

今日からはじめる 楽しい健康食

後半の講演テーマは、「今日からはじめる 楽しい健康食」です。

本学生命工学部健康栄養科学科の西彰子准教授が講演いたしました。

前半の井ノ内教授の講演を踏まえ、実際にどのような食事を摂ればいいのか、料理カードを使って楽しく、お話いたしました。

まずは、1日に「何を」、「どれだけ」食べればよいのか、食事の望ましい組み合せとおおよその量をイラストでわかりやすく示した「食事バランスガイド」の使い方を説明した後、参加者の皆さんが献立作りに挑戦するというプログラムでした。

今後は、「食事バランスガイド」を用いて、どのような食事だとバランスがいいのか、いろいろな料理を組み合わせて実践してみたくなりました。

実物大の料理カードがたくさんあります。何を使おうか迷いますね。学生も加わり、参加者と一緒に献立を考えます。どのような料理を食べたいか、どのような献立だとバランスがいいかなど、楽しそうに相談する声がたくさん聞こえてきました。

献立を立てたら発表をします。どのグループも、とてもおいしそうで、バランスの良い献立を立てていただきました。

2024年度市民フォーラム 修了式

市民フォーラムでは、第1回、第2回のどちらにもご参加いただいた方へ修了証書をお渡ししています。

代表者の方に健康栄養科学科 菊田学科長より修了証書が授与されました。

 養相談室&健康チェックコーナー:食事バランスチェック

講演終了後、希望者が『食育SAT』を用いた食事バランスチェックに参加しました。

好きな料理のモデルを選び機械に載せると、一瞬で栄養価計算をしてくれます。栄養価計算結果から、食生活の名人度の判定や、アドバイスをしてくれる優れものです。

参加者が選んだ食事の名人度を測定し、どのように変更したらよりよい食事になるか、学生がアドバイスします。 食事を変更してみると名人度が上がり、参加者も学生も嬉しそうな様子が見られました。

管理栄養士課程の学生とお話したり、自分で選んだ料理を手に取って食事バランスチェックをしたり、ますます健康と栄養への関心が高まったのではないでしょうか。

 

最後に、食と健康のライフサイエンスへ参加してくださった皆様、ご協力いただいた関係者の皆様、ありがとうございました。

ぜひ来年度のご参加もお待ちしております!!

 

 

学長から一言:健康栄養科学科の主催で、今年度第2回目の市民フォーラム「食と健康のライフサイエンス」が開かれ、大勢の市民の皆さんが参加して下さったようです。専門性を活かした健康や栄養に関する講演や栄養バランスの良い献立作り、好みの食品の栄養価チェックと、盛り沢山の内容で、参加者の皆様の意識向上に大いに役立ったことでしょう。

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