フィールド生態環境実習(2)「生活環境の保全に関する環境基準項目の測定とグループ発表」
3年生のフィールド生態環境コース履修者を対象としたフィールド生態環境実習(2)では、前半に環境調査として実際に行われている生活環境の保全に関する環境基準項目(湖沼)の測定方法を学び、後半に1年後に迫る卒業研究発表の気分を事前準備含め少しだけ味わってもらう発表会、の2部構成で実施しています。
特に後半はグループ(班)での発表となりますので、なぜこの結果になったのか、環境基準値内に水質を改善するにはどういった対策ができるのか、結果を複合的に見て考察し、班ごとに協力して1つのプレゼン資料(スライド)にまとめます。最終日には、スライドをスクリーンに映しながら、フィールド生態環境コースの教員と他の学生の前で発表します。実験よりも発表準備が意外と大変だったといった感想も多い実習です。
設定された調査池の1つを採水・調査しています。 この水たちを使って環境基準項目を測定します。
グループワーク1回目。 実験結果を班で共有し、プレゼン資料作成の分担を相談中。
モニター付属のテーブルを活用してグループワーク2回目。 発表用のスライドが少しずつ形になってきました。
このような研究発表をすること自体が初めての学生も多かったようで、かなり緊張したと思います。こちらが指定した実習日以外にも集まって調査池の様子を見に行ったり、資料作成を行ったりと、事前準備に力を入れた班もあり、概ねどの班もきちんとした発表ができていました。ぜひこれを良い経験として来年の卒業研究に生かしてもらえることを願っています。