【生命栄養科学科】「食事診断」でかかし祭りに参加!
毎年恒例の東村町「かかし祭り」に、生命栄養科学科の学生が参加しました。
こんにちは。生命栄養科学科の学長室ブログ担当Sです。生命栄養科学科の3年生が「食事診断」でかかし祭りに参加しました。
その様子について、西准教授からの報告です。
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生命栄養科学科も、かかし祭りを盛り上げてきました!!
この「かかし祭り」は校庭で繰り広げられるカカシ行列が一番の目玉ですが、それだけではありません。東村小学校体育館の中では、地域の方の力作が展示される文化祭でもありました。生け花、陶芸、書道や絵画まで素敵な作品がズラリ。また、東村町で収穫された立派な野菜も並びます。そして、それらの展示に花を添えたのが福山大学の学生たちです。体育館入口では、スマートシステム学科のロボットがお出迎えし、中ほどの一角に薬学部が展示し、体育館の一番奥で私たち生命栄養科学科の『食事診断』ブースが設けられていました。
生命栄養科学科の『食事診断』では、ICタグが内臓された実物そっくりのフードモデルを選んでシステムの台に乗せると即座に栄養量が診断できるというSATシステムを利用して、管理栄養士課程3年生の学生が地域の方へ食事のアドバイスを行いました。
午前10時の開会に間に合うようにと30分前にはスタンバイし、すると直ぐに食事診断はスタート!次々と興味深げに地域の方が訪れてくださいました。
「こちらから昼食を選んでみてください」という学生の誘いに、「これ本物?」「やってみようかしら・・・」と気軽に体験していただきました。
塩分が多くなったり野菜不足であったりと中々上手く組み合わせるのは難しい、そこで学生から「トンカツの量を少し減らして付け野菜を増やしましょう」などとアドバイスさせていただきました。
上手く組み合わせられると満点で「★5つ」が並び、楽し気な音が鳴ります。思わずみんなで拍手、笑顔の輪が広がります。
年配の方、お子様連れの方、健康には自信のある熟年の方、毎日食事を記録されている健康志向の方などなど、ひっきりなしに多くの方に参加していただき、笑顔で体験いただけました。「こんな風なのがいいのね」「これ覚えておきます」など、アドバイスに納得いただけて学生たちはやりがいを感じていました。
11時を過ぎたころ、背広姿の一行が生命栄養科学科のブースに立ち寄ってくださり、「ここは何を目的にしているのですか?」という質問が。そこで早速、体験をお勧めして診断、いきなり★5つ満点!
お見事!この主は枝広福山市長でした。学生たちにも激励を頂戴し、嬉しい一場面でした。
思いのほか人気がありすぎたため、急遽昼休憩をいただくために30分ほどブースを閉めました。昼食で元気を取り戻した学生たちは午後2時頃まで、しっかりと皆さんに食事相談をさせていただきました。
さて、今回はこんなわけで体育館の外の様子は全く知らないままとなりました。かかし行列も見物できなくて残念!しかし、体育館の中の展示はしっかり拝見しました。特に感心したのは、東村町の有志で始められた「若草会」の活動です。東村地区耕作放棄地を学校農園として活用し、東村小学校と東村保育園の給食に「地産地消」の食材として納入されています。展示されている立派な野菜を見て、東村町の子どもたちは地域の宝として愛されているのだなあと、この地域の温かさを実感いたしました。また、どなたも食事相談をしている学生たちに温かい言葉をかけてくださり、本当に有難く感謝しています。
残念なことに東村小学校は来年度で閉校しますが、この地域の温かさや素晴らしさはずっとそのままであると感じています。これからも東村町の皆様と交流を続けていきたいと思います。
学長から一言:生命栄養科学科の皆さん、お疲れさま!ICタグが内臓された実物そっくりのフードモデルは、とってもおいしそうでなかなか見事でしたねッ!!!東村の皆さんの健康管理に一役買えて良かったですねッ!枝廣市長さんも、参加ありがとうございました!