【生命栄養科学科】全国栄養士養成施設協会会長賞を受賞しました!

生命工学部生命栄養科学科は、管理栄養士養成施設です。この施設は、厚生労働省の認可を受けた管理栄養士及び栄養士養成施設として全国に267校あり、さらにこれらの施設は全国栄養士養成施設協会に264校が加入しています。この度、4年生の二井上遙香(にいうえ はるか)さんが、全国栄養士養成施設協会会長賞を受賞しました。以下、今回の受賞について、生命栄養科学科学長室ブログメンバーの石井が報告します。

全国栄養士養成施設協会会長賞は、卒業時に各養成施設において、4年間で最も成績の優秀な学生に授与されるもので、名誉ある賞となります。早速、学長室を訪れ、朗報の報告を行いました。

二井上さんは広島県世羅町の出身で、卒業後は地元に戻り、管理栄養士の資格を活かして、認定こども園世羅幼稚園に就職する予定です。本学科で学んだ基礎栄養学、調理学、臨床栄養学、給食経営管理論などの知識を発揮し、子どもたちへ安心・安全な食事の提供、アレルギーを持つ子供への対応、また食育も実践していくことになります。栄養士の免許を卒業時に取得し、管理栄養士国家試験にも合格して、管理栄養士免許を持つことができました。管理栄養士免許は、栄養管理を必要とする人数が多くなったり、国が求めている栄養療法の中でも医療保険・介護保険の対象施設(病院や高齢者福祉施設など)では必須の免許となっています。業務の範囲や栄養管理の場が広がります。また、元気な方々へ健康の保持・増進活動も担います。

4年次の卒業研究は病態栄養学研究室に所属して、大豆が身体によい食品であることは知られていますが、大豆たんぱくを主原料とした「大豆ミート」をテーマに調理・加工によるリン含有量の変化、成分について研究を行いました。食肉を生産するには、環境への負荷や飼料が沢山必要ですね。今後、さらに美味しく身体にも環境にも優しい大豆ミートが普通になる日が来るかもしれませんね。

卒業生の皆さんには、それぞれの場所で大いに活躍して下さることを心より期待しています。

 

学長から一言:全国の管理栄養士養成施設で学業成績が最優秀の学生に贈られる名誉ある賞を受賞した二井上遙香さん、おめでとうございます! 在学中に取り組んだ大豆タンパクに関する研究成果も活かし、4月からは管理栄養士として世羅町の子ども達の食を通した健康増進に大いに貢献して下さい。素晴らしい実践を期待しています!